浅草演芸ホールさんに一日だけお休みをいただいて(財)石巻市文化スポーツ振興公社の企画、(株)タイトプランニングさんの制作で石巻にある二ヶ所の仮設住宅集会所で寄席公演を行ってきました。
被災直後の喧噪、慰めようのない怒りは8ヶ月の間にゆるやかになったように感じます。
一つ目の会場渡波(わたのは)第2団地集会所
この団地には140世帯お住まいだそうです。が、本番午前10:00時になってもお客様は一人もいらっしゃいませんでした。番組はダーク広和、柳家喬之助の二本、力不足を感じるところです。
この日のために、出囃子のCD、噺家さんようのマイクテーブルスタンド、マイクにSHURE SM7Bを買ってきて準備したのですが残念、休席かとおもったいたところへ3名のお客様。
その後やはりボランティアのセラピスト陣営が一軒一軒回ってお客様を集めて頂いて20分押しで開演できました。ありがたい。
集客のために動くことを考えないと、意味の無い会になってしまう。大変に勉強になりました。
二会場目開成11団地北集会所
ここは2000世帯というマンモス団地です。さて、何名のお客様に来て頂けるか心配していましたが、開演30分前に2名のお客様、うん十分(笑)こちらは5分押しで開演できました。
さてこの団地は防寒工事の真っ最中。この日も気温3度!風が冷たい。その中を来て頂いたお客様に感謝申し上げます。
団地には整備された一軒一軒の駐車場が配備されていていますが、ほとんど車は流されてしまった模様;;。そして止まっている車を見るとなかにはベンツの50シリーズ!!こんな豪華な車を所持している人までこの団地には住んでいらっしゃる。生活のギャップに困惑されているだろうな〜、私だったら不自由はないけれど、などと考え深い二度目の現地ボランティア公演となりました。
千差万別の皆さんを集める、集まってもらう。この重要な要素をクリアーにしないと。と強く反省した公演でございました。少なくとも次はトラメガ持って行きます。